2010年6月23日水曜日

赤目自然農塾 Part2

皆さんこんにちは!先日、梅雨入りした割には、それほど雨が降らず、ジメジメした日々が続いております。そんな梅雨入り前にまたも行って参りました!今回の学びは、「田植え」です!通常の田植えの時期からすると遅いように思えますが、自然農では適期。4月の下旬に降ろした種もすくすくと丈夫な苗に育ってました。その様子をレポートします!
またまたやってきました!相変わらず長閑な景観です。
木陰に入ると涼しい!
週末こちらは雨模様と聞いてましたが、気温も高く、いい天気。とにかく暑い!塾に着くまでに既に汗だくでした。本日は共同作業日という、塾生や参加者全員で何かの作業を行う日。この日は畑や田んぼの周りの除草作業と、田んぼの畦塗り作業です。
こちらは除草作業。草刈り機を使って、
刈った草を皆さんで手分けして、一所懸命運びました。
こちらは前回種降ろしした苗床。一見どれが稲だか分からない状態。
こんな状態でも慣れてくるとすぐ見分けられるそうです。さすが!
これが稲です。すくすく育っていました。茎が力強く、
雑草はフニャっと柔らかいので、見分けるポイントとなるそうです。
畦塗りって?とお思いの方、実は私も完全な陸稲かと思っていましたが、こちらでは水稲を実施されていました。そこで田んぼを完全なプール状にするために、畝と畦(通路)の間を泥でしっかり固めていくといった作業が不可欠となります。不耕起な自然農で、唯一しっかりと耕す作業です。
畦塗りをするために、まずは田んぼの周りの草を刈っていきます。
スコップで畝と通路の境目に切り込みを入れて、水を入れます。
鍬で溝の内側の土と水を混ぜて泥を作ります。
団子もないきれいな泥になるまでこねます。
こねた泥を通路側に寄せて固めます。これを2日間繰り返して完成。
これでも、モグラやおけらに穴を開けられてしまうそうです。
これが完成した畦。左にはまだ刈り取る前の小麦が沢山実ってました。
ここで驚いたのが、この畦に大豆や里芋などを植えるそうです。
今回は黒大豆を蒔いて草を被せただけ。良く育つそうです。
昔はこれを「畦豆」と言ったそうです。
この畦塗りの作業は、水稲でやられる場合は毎年必ず必要な作業だそうで、スタッフの方もこれだけが大変と話されていました。当農園でも昨年お米を育てましたが、完全な陸稲でしたのでこういった作業は必要ないかもしれませんが、やってみるとなかなか楽しいものでした。

今回は恒例の山荘には宿泊せず、翌日から再び参加しました。昨日とは打って変わっての雨模様。少し肌寒い感じです。本日は川口さんの学びの日。実は昨日、川口さんは別の予定で塾には来られてなかったので、楽しみにしてました。学びが始まってから雨あしも次第に強くなり、ずぶ濡れになりながらも皆さん熱心に学びを受けておられました。
川口さんによる学びの時間。本日は小麦を少し刈り、
そこへ苗を植える作業を実演いただきました。
平鍬でスタッフの方が根を傷めないように、
丁寧に苗床から稲を取り出します。
条間を40cm、株間を30cm間隔で植えで植え進みます。
米の種類によって株間は変わってくるそうです。
ガイドとなる作付け縄とさしを使って植え付けられた苗。
基本、一本植えでやや深めに植えられてました。
お次は畑の手入れです。手前にあるのは不断草の花。
この株間の間にニガウリを植えていきます。
軽く穴を開け、三粒ずつ降ろしたあと、1cm程種を土に押し込み、
草をかけるだけ。最終的には1株にするとのこと。
実はこの畝の中央にじゃがいもを植えたところ、全部サルに食べられたそう。
ところが一つだけサルが食べ忘れ?のが残っていました。
赤い皮のじゃがいもでした。
隣の畝では葱の苗床づくり。平鍬のみで素早く、きれいに作られておりました。
ここではキャベツの真ん中にさつまいもを植え付けられました。
これがさつまいものツル。これを穴を掘ったあとに、
約3分の2ぐらいを斜めに植えていきます。
これは春菊の花。勢いよく、きれいに咲いています。
今後の種採取は、良く晴れた日に行います。
なんとこれは人参の花。私、人参の花を見るのは初めてで、
感動しました!1m以上にものびて元気に育っている様子。
午後からは遂に学ぶための畑をお借りしようと思い、スタッフの方にお願いして、入り口付近の畑に決定!この区画はしばらく放置されていたようですが、スタッフのお話によると育ち易い土の状態とのこと。確かにフキとミョウガが既に育っておりました。7畝程あり、半分程草刈りをしてこの日を終えました。今後はここに何を植えていこうか考えると、非常に楽しみです。

タカシ
ここがお借りした畑。
トタンの塀の向こうは川が流れていて、涼しげな音がしていました。
 

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