2013年11月29日金曜日

『自然農』、それは自己発見の場!

シェア奥沢で、「自然農的生き方」と題してお話しする機会をいただきました。
https://www.facebook.com/shareokusawa

シェア奥沢での講演内容がYouTubeにアップされましたのでご覧ください。
http://youtu.be/0z1F979TuDM

今回は、何故に自然農に取り組んでいるのか、何故、これを広めたいのかについて、お話しさせていただきました。奥沢に住む皆さまのハートがビンビン響いてきて、心と心が結ばれる思いがしました。


どんなに無理をしても自然は言うことを聞いてくれるとは限らない。
自分勝手は許されない。
そんな自然を相手にする自然農。
嘘偽りのない世界を体感する場でもある。


自然農を始めて、早5年。
短いとも長いとも言えるが、
本気で取り組んだ5年とも言える。
そんな中で掴んだ手応え。

今回、シェア奥沢の主、堀内先生のご好意で
自然農講演が実現し、これまでの想いを
発表する機会を頂きました。


今年の5月にシンガポールのNAC(ナショナル・アチーバーズ・コングレス;世界で一番成功した人20人から体験談を聞く会)に参加し、
そこで、リチャード・ブランソン氏(ヴァージン・エアラインの生みの親)
の言葉を聴いて、その夜にホテルの一室で頭を丸めました。
私から迷いが消えた一瞬でもありました。

ブランソン氏への次の問いかけに、
「これからのあなたの人生で、一番やりたいことは何ですか?」
彼の答えは、
「アフリカの飢餓問題をなくしたい。」という回答。
「エーっ!? 何でそれなの?」と思いました。
続けて、
「これはいくらお金を寄付するとか、食料援助をして直るという問題ではありません。
彼らは、昔は自分でタネを蒔き、収穫し、飢えるなどということはありませんでした。
その手段を我々が奪い、食料をお金がなくては買えない世界にしてしまったのです。
これはアフリカだけの問題ではなく、実は我々自身の問題でもあるのです。」
何と深い思考をする人だと思いました。

いままで、食料の自給自足を単に身の回りの問題、地域指向の問題と捉えていたのが、
世界全体の問題でもあるのだと気付かされた一瞬でもありました。



自分の食料は自分で何とかするとの覚悟を持つこと。
自立の前提ですね。
人に強要することではなくて、当たり前の行為として
『自給自足』を目指すこと。

当然、これは一人では出来ません。
多くの人の共感があって、共生の精神が生まれないと出来ません。

何でこれが出来ないのか????
そんな思いをずーっと抱きつつあった時に、
今回の講演のお話を頂きました。

一番大切なこと。
それは自分を大切にすることです。
それなくして、何も始まらない訳ですが、
自分を大切に出来ない世の中になっていることに
皆さん、気がついていない。

自分を大切に出来ないなんて、そんなことがあるのか?
それがあるのですね。

自然農に取り組むことは、自分を大切にすることでもあるのです。
それは、自然を大切にすることなしに、
自分を大切に出来ないことに気付かされるからです。

自分を大切にするとは一体どういうことなのか?
皆さん、一緒に考えてみませんか。



ゴンジ