2015年3月29日日曜日

畑の土の温度推移と桜

  3月15日14:37 地温12度(地下5cm)、地表温度21度(地上2cm)、
    梅の花が満開、桜はまだ咲く気配なし。


 3月22日13:00 地温19度、地表温度31度、桜の蕾が膨らみ始めてきた!



 3月29日13:30 地温18度、地表温度28.5度



3月29日、畑の前の桜が満開! 



2015年3月6日金曜日

せた農に春到来!

畑の周りの家々の庭に咲く梅の花が満開です。
一気に春到来を告げる印ですね。

春の日差しに居ても立ってもいられなくなり、
畑に行って来ました。
日差しはとても柔らかく気持ちがホカホカになりました。




2014年7月8日火曜日

せた農の目指す『自然農の世界!』

だいぶ長いこと、投稿をご無沙汰いたしました。

皆様にご心配を掛けながら、退院して1ケ月が過ぎました。
益々、元気ハツラツ、野良仕事を楽しんでいます。

畑に出向くと、新しいメンバーの方々とお話をする機会が増えて、
ワクワクとした気持ちと同時に、「自然の畑と向き合う」って
どういうことなのかと漠然とした不安感をお持ちなのを感じていました。

それで、私の考えているせた農の目指す『自然農の世界!』について、
ここで皆様と思いを共有したいと思います。

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せた農の目指す『自然農の世界!』

せた農は「個人畝と向き合う」ということが基本にある。
巾1.2m、長さ5mのたった6m2の中に、「自然界の秘密」が隠されています。
30cm巾の通路と90cm巾の畝。
通路は人間が通っていいところ。
畝は「大自然」と捉えて、
『人間の勝手な判断をせず、自然を生かし成長させる!』ところ。

せた農はこの6年間で、皆様と一緒に色々なことを学んで来ました。
はじめはよちよち歩きでした!
「肥料もやらない、農薬もやらない、水もやらない、草も殆ど刈らない。」
さて、そんな中で作物は育つのだろうかという不安と期待で始まりました

芽が出てきた時の感激。
雨が降って、伸び伸びと成長していく様を見て、ほっと一息。
カンカン照りで雨が降らない日が続き、心配しながらガンバレと応援する。
元気なのもいれば、弱々しく枯れてしまうのもいました。
はじめは元気だったのに、途中でしおれて枯れてしまうのも。
収穫間近で虫に葉っぱを喰われて、おどおどしながら見守ったことも。
そんな中でも、小さな小さな人参さんやカブさんを収穫しました。
その場で口に入れたらオシマイで、家に持ち帰るほどもなし、、、(とほほ、、)。

こんな経験をして、肥料や農薬からの依存症が外れ、
自然に育てることの難しさを知り、命を全うすることの尊さを味わったのでした。


そして、この厳しさを乗り越えた末に、自然に還ったタネさん達が生まれました。
肥料を求めることもなく、夏に水をやらなくても、虫に喰われることもなく、
草の手入れもほどほどに、タフで頼もしいせた農大豆やオクラが生まれました。
自然に還ったタネさんに恵まれて、スゴく大きな生きる自信をもらいました。
とてもとても貴重な体験でした。

こんなタネを増やしていくのが、今の「せた農の課題」だと思っています。
自分の子の世代に、孫の世代にも残るタネ。
そして、1000年先になっても残るタネ!


ついつい水をやってしまう、ついつい米ぬかや油カスをやってしまう、
ついつい草を刈りすぎてしまう。
どこまで、作物を信じて見守っていられるか。
どこまで、草や虫たちを敵と思わずに見ていられるか。
そして、どこで手を出すのか。
そんな時に、作物や周りの草や虫と対話が出来ているのか。
いつも自問自答します。

はじめっからは無理だけど、
自分の畝に向かって語りかける。
「タネの蒔き時は今でいいんだべか?」、
「作物はオイラに助けを求めているんだべか?」、
「オイラは何をしたらいいんだべか?」

自分の畝を持つと、必ず、このプロセスを通ります。
無意識に通ってしまう『通路』と、大自然を奏でる『畝』。
その『畝』に向かう時、大自然を操っている主さんのいることに気がつく。
自然を生かし、不自然を殺す。生かすも殺すも自然のうち。
そんな体験をするチャンスは普段ありません。
自然と向き会うことは、自分と向き合うこと。
そして、自分の中の不自然に気がつくこと。
不自然が取れれば、後は伸び伸びと成長が始まる。
自然界の英知から学びが始まります。

決して教科書通りにはならない。
それでいいんです!
教科書を理解して、その言う通りにやってみたとしても、
自然が、草が、土の中の微生物たちがハイとは言っていないから、
一人ひとりが答えを見つけ出さなければなりません。

甘えて、「答えを教えて、、、!」と聞いていたら、
いつまで立っても一人立ちは出来ません。
はじめは大いに聞いてください、いろいろな人に。
そして、次第に自分の感性が磨かれて行くことに気づくでしょう!
その中にしか、答えはありません。

何と自然農は深いのか! 面白いのか!
人生最高の体験をさせてくれるところ!
こんな貴重な体験のできるのは、自然農の畑!

一人ひとりが、自分の畝と向き合う中で自然の学びを深める。
自然界と真摯に向かい合い、考え、工夫し、実行する。
自然の厳しさの中に耐えて、見守る中で感激が生まれ、
楽しさが生まれ、感謝が生まれ、愛が生れます。
それが、せた農の目指す『自然農の世界!』です。


自然に感謝!
周りの仲間に感謝!
この場を見守ってくださる地域の皆様に感謝!
感謝の中から「穏やかな世界」が生まれます!



ちょっと、長文失礼しました、、、(いつものことながらw)。

ということで、みなさん、個人畝と向き合い、
大いに悩み、格闘し、励まされ、楽しんでくださいね。

2014年7月8日(火)

ゴンジ拝

2013年12月3日火曜日

大豆の脱穀

晩秋の雲ひとつない秋晴れの陽の下、
この日曜日にメンバーの皆さんと
4代目の大豆の脱穀を行いました。


3週間ほと天日干しした大豆を、竹の棒で叩きながら、実を取り出す作業です。










何故か楽しく、
他愛のない話しで盛り上がりつつ、
朝からお昼を食べのも忘れて作業に没頭しました。









4年前に初めてこの畑にタネを蒔いた時は、芽を出し、枝を伸ばした姿はヒョロヒョロで、夏の乾季を乗り越え、台風の嵐にもまれ、葉は殆どが虫に食べられて、無事に収穫まで至るのは奇跡としか言えない状況でした。


収穫した数少ない大豆のタネを残し、2年目、3年目と種採りを継続し、今では、何があっても大丈夫と思えるほど、幹は太く、殆ど虫も付かず、立派な実をつけるようになりました。私たちは、この大豆を「せた農自然大豆」と名付けました。
この大豆の一粒一粒は私たちの宝物です。

この一粒の大豆のタネから生まれる生命に
いつも私たちは勇気と元気をもらっています。

今年も、この畑で育った大豆を使って味噌作りをしました。
多くの人の手の温もりを通して美味しいお味噌になります。
今年は60kgのお味噌が出来ました。

この味噌は、地下の土蔵に保管し、真夏でも30度を超えることのない
環境でじっくりと熟成します。
これがまっこと旨い味噌に仕上がって、
『せた農土蔵味噌』と名付けました。

是非、分けて欲しいというお声も頂いているので、
何とか増やしたいと考えています。
せた農の畑だけでは、メンバーに配布するのがやっとです。
漸く、せた農の拡張の時期に来ているのかとも感じています。

この4代目のタネさんと来年は飛躍したいなーと
今から夢を抱いています。

ゴンジ







2013年11月29日金曜日

『自然農』、それは自己発見の場!

シェア奥沢で、「自然農的生き方」と題してお話しする機会をいただきました。
https://www.facebook.com/shareokusawa

シェア奥沢での講演内容がYouTubeにアップされましたのでご覧ください。
http://youtu.be/0z1F979TuDM

今回は、何故に自然農に取り組んでいるのか、何故、これを広めたいのかについて、お話しさせていただきました。奥沢に住む皆さまのハートがビンビン響いてきて、心と心が結ばれる思いがしました。


どんなに無理をしても自然は言うことを聞いてくれるとは限らない。
自分勝手は許されない。
そんな自然を相手にする自然農。
嘘偽りのない世界を体感する場でもある。


自然農を始めて、早5年。
短いとも長いとも言えるが、
本気で取り組んだ5年とも言える。
そんな中で掴んだ手応え。

今回、シェア奥沢の主、堀内先生のご好意で
自然農講演が実現し、これまでの想いを
発表する機会を頂きました。


今年の5月にシンガポールのNAC(ナショナル・アチーバーズ・コングレス;世界で一番成功した人20人から体験談を聞く会)に参加し、
そこで、リチャード・ブランソン氏(ヴァージン・エアラインの生みの親)
の言葉を聴いて、その夜にホテルの一室で頭を丸めました。
私から迷いが消えた一瞬でもありました。

ブランソン氏への次の問いかけに、
「これからのあなたの人生で、一番やりたいことは何ですか?」
彼の答えは、
「アフリカの飢餓問題をなくしたい。」という回答。
「エーっ!? 何でそれなの?」と思いました。
続けて、
「これはいくらお金を寄付するとか、食料援助をして直るという問題ではありません。
彼らは、昔は自分でタネを蒔き、収穫し、飢えるなどということはありませんでした。
その手段を我々が奪い、食料をお金がなくては買えない世界にしてしまったのです。
これはアフリカだけの問題ではなく、実は我々自身の問題でもあるのです。」
何と深い思考をする人だと思いました。

いままで、食料の自給自足を単に身の回りの問題、地域指向の問題と捉えていたのが、
世界全体の問題でもあるのだと気付かされた一瞬でもありました。



自分の食料は自分で何とかするとの覚悟を持つこと。
自立の前提ですね。
人に強要することではなくて、当たり前の行為として
『自給自足』を目指すこと。

当然、これは一人では出来ません。
多くの人の共感があって、共生の精神が生まれないと出来ません。

何でこれが出来ないのか????
そんな思いをずーっと抱きつつあった時に、
今回の講演のお話を頂きました。

一番大切なこと。
それは自分を大切にすることです。
それなくして、何も始まらない訳ですが、
自分を大切に出来ない世の中になっていることに
皆さん、気がついていない。

自分を大切に出来ないなんて、そんなことがあるのか?
それがあるのですね。

自然農に取り組むことは、自分を大切にすることでもあるのです。
それは、自然を大切にすることなしに、
自分を大切に出来ないことに気付かされるからです。

自分を大切にするとは一体どういうことなのか?
皆さん、一緒に考えてみませんか。



ゴンジ

2013年9月16日月曜日

台風の後

せたがや自然農園、いつも気になる台風の後。

毎度、台風の後は畑の野菜達は大丈夫だろうか気になって足を運ぶ。
今回は、雨台風と言われていたが、風もまた凄かった。

自転車で駆けつけると先ず目に入ったのは、今年で4年目の陸稲。
大丈夫だった! 
風に倒されることもなく、元気に穂を付けている!
よーし、これで行けるぞ!











自然大豆!
今年で四代目の大豆。
さすがに倒れることはありません!!

大豆の畝間に雨水が溜まっている。
普段は直ぐに引くのだが、、、。














実も段々と大きくなって、収穫祭を待っている!


元気にヒョウタンも実をならしている!
よしよし!










先々週に移植したネギは、ちゃんと立ってるね!
今度の日曜日には、土寄せしますぜ!
待っててね!












中玉トマトの芯が折れてる!
実がタワワに成り過ぎたかな、、、。

このトマトもきっと立ち直って、
晩秋まで実をならしていることでしょう。






 落花生は、
何事もなかったようにシャンとしている!

この落花生も四代目。
半端ではないですよ。

塀沿いに実をつけるホップ。
青々とたくましい!
今年で3年目。

そろそろ収穫時かな!?
いつかは、大麦と合わせて自家製ビールを作ります!





春に蒔いた粘土団子から生まれたオクラ、倒れてる!!!

大丈夫、立ち上がるって!
見守っているよ!
ガンバレ!!!





<<ゴンジ記>>










2013年8月31日土曜日

竹内孝功さんの畑講座の成果!

今春(4/29)、自然菜園コンサルタント竹内孝功氏に自然農講座で
はるばる安曇野から我らがせた農の畑までお越し頂きました。
あれから、早、半年が過ぎようとしています。

竹内さんからの学びの後で、
畑での実践を通して、気づくことが沢山ありました。
今まで出来なかったトマトやナス、カボチャにマクワウリ、
一つ一つが実となり肉となって結実し、
畑に歓喜が生まれました。

 葉っぱをかき分けて見ると、
ミニカボチャがひょっこり顔を
出す。

毎週、美味しい実を付けています。













<陸稲の中に混植したマクワウリ>


初収穫のマクワウリ。
メロンのように甘く、歓喜の声!
皮まで食べてしまいました!

小さな小さな極ミニトマト!
これも毎週の収穫で楽しんでいます。