紅茶交流会に参加してきました。
前日の大雨で開催が危ぶまれましたが、
予定変更でお茶摘みができ、お茶を持ち帰りました。
レポートをノリリンがまとめてくれましたので、アップします。
★紅茶工場見学レポート
紅茶づくりの工程
1.萎調 いちょう
刈った茶葉に風を当てて、葉の水分量を落としてしおらせる。
( 熱風で短時間で行なう方法もあるが、この農園では自然な方法で16-18時間かける)
2.揉稔 じゅうねん
葉を揉んで、細胞を破壊し発酵酵素を活性化させる。
(スリランカから輸入した昔風の木製ローラーで、丁寧に行なっている。)
3.発酵
竹籠に葉を広げ、涼しい部屋で自然発酵する。(熱を加えて発酵させると、味が落ち
るので。)
この工程で茶葉は緑色から赤茶色に変化し、香りも青臭さがなくなり、紅茶の芳香に
かわる。
茶葉の温度が約28度から約34度まで上がる。
4.乾燥
まず回転式の中揉機で高温をかけ、一気に発酵を止める。
次に棚式乾燥機にかけて、ゆっくりと完全に乾燥させる。
(棚式を使わず、回転式だけで最後まで乾燥させると、葉が傷む。)
以上が 紅茶づくりの工程です。
この農園では、萎調も熱を加えず、揉捻ローラーも木製を使い、自然発酵を行い、乾
燥も棚式でゆっくりと行なうなど、出来る限り自然で丁寧な作り方をしていて、これ
によって有機栽培茶葉の味を最高に引き出した、美味しい紅茶が出来上がっていたの
です。
見学の全工程で、ずっと茶葉の香しいかおりが漂っていて、その香りが各々の工程において変化して行くのがはっきりと解りました。まさにアロマであり、アートだと思いました。香りフェチの私には、この上ない幸せなひとときでした。
また、この紅茶作りを中心となって行っている杵塚さんのお嬢様から、直接説明を伺うこともでき、紅茶作りにかける熱い想いも感じることが出来ました。
杵塚さんから、紅茶づくりを自宅で行う方法も教えていただきました。
★手作り紅茶の作り方
1.摘み取った茶葉を、広げて一晩置いてしおらせる。(萎調)
2.茶葉を少しずつ手に取って揉む(揉捻) 。茶葉が棒状になり、少し黒っぽく(茶色っぽく?)なるまで。
3.1-2時間置いて発酵させる。茶葉が茶色に変化する。
4.フライパンで茶葉を熱して乾燥させる。まず強火で15分、次に弱火で水分が完全に無くなるまで乾燥させる(焦がさないよう注意)。 色も焦げ茶色に変わり、紅茶の甘い香りが広がって来ます。
手作り紅茶の完成です!!
農園で摘み取らせて頂いた茶葉で、私も作って見ました。
発酵が少し思い通りに行かなかったけど、優しい香りで美味しかったです。
皆さんもお茶摘みする機会ありましたら、ぜひ手づくり紅茶、試してみてくださいね。
by ノリリン
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