1/23、今年初めての自然農実践講座を開講しました。 テーマは、「自然に還る」、副題は、「自分本来の生き方」 今年、自然農を始めて3年目の倶楽部。 現代日本における自然農の歴史を振り返り、一般に自然農による作物は、形が小さく、生育も遅く、生産量も落ちるなどと言われ、現代農法として疑問符を持たれる向きもある中で、何故、今、自然農が求められているのか? 何故、自然農でなければならないのか? 改めて、自然農を実践する意義について考えて見ました。 一番大切なことは、「命」が活かされているかどうか。 その命とは何か? 我々、現代人は、私も含めてまともに考えないで来ました。戦後の消費社会の中で、良い物をつくり、生産性を上げ、コストを下げ、競争社会に勝ち抜くとことを命題として駆け抜けてきました。その中で、命の大切さが叫ばれるも、その命に面と向かって対峙してきたかといえば、はなはだ心もとありません。 この事を反省する時、「命を消費」してきたという言葉がぴったりと来ます。 現に、今でも平気で、生産者・消費者という言葉を使います。我々は、いつの間にか食物を消費する人間になってはいないか? 消費するとは、消して費やすことです。これは、その時だけの使い捨てということでもあります。果たして、これで食物の持つ「命」を頂くことになるのか? 命を頂くということは、その命を感謝して頂く事、食した人の活力となり、その命が活かされることを意味します。命を感じることのなくなった食、もはや、生命体としてではなく、物としての消費材となってはいないか? 振り返って、自らの命も、本当に活かされているのか? 現代社会システムの中の一つの歯車でしかなくなってはいないか? もしそうだとしたら、自分自身も消費材となってはいないか? このことから、単に食べものだけの話しではなく、自らの命の話しでもあることに気が付くのです。自らの命は活かされているか? 活き活きと生きているか? これは、その人本人の気づきに待つしかありません。 自らの命を活かすとはどういうことかと知った時、初めて、自然農の価値が見えてきます。 人間の勝手は許さず、自然の摂理に従い、自然の中で大らかに作物を育てたいという願いが生れます。我々は植物の命を頂いて、生きていることに気が付くのです。それは、安いとか高いとか、儲かるとか儲からないとかの話しではありません。 命と命が対峙する場、自然に還る、本来の自分を取り戻す場、それが自然農を実践する場なのです。 それを本日は確認することが出来て、有意義な一時を過ごすことができました。 ありがとうございました。 笑園主 (ゴンジ) <追伸> 本日のお昼は、お結びに持ち寄りのおしんこと黒大豆と根菜類のスープでした。 美味しく頂きました。感謝! 感謝!
2011年1月24日月曜日
自然農実践講座の開講
2011年1月20日木曜日
◆募集中◆ 白菜キムチ漬け
ゆっこです。
当菜園の会員の皆様、ブログを見てくださっている皆様、いつもありがとうございます。
今年も、自然を感じながら、自然に沿うように、自分に沿うような形で、畑を続けていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
イベントのお知らせです^^
白菜がたくさん手に入ることになり、キムチを作ることになりました。
また去年に引き続き、黒豆の味噌作りも行います。
去年の味噌作り講師の方に打診中です。詳細は確認中ですが、先にスケジュールだけご連絡します。
参加希望の方は、ご希望の講座名を明記の上、コメント、もしくはメールにてご連絡ください。
ご質問も受け付けます!
乳酸菌、麹菌でさむ~い冬を乗り切りましょう。
ご参加お待ちしてます!
◆キムチ漬け講座◆
1/30(日) AM~キムチが出来上がるのは夕方になります。
@鎌田区民センター
午前中は希望者のみキムチ作りに参加。参加せず畑作業や畑見学をしていただいてもOKです。
午後からは皆さんにご参加いただき、一緒に漬けます。
白菜半分のキムチ+軽食つきで1000円ほど(※予定、詳細は別途ご連絡します。)
ゆっこ
2011年1月6日木曜日
新年のご挨拶
皆さま、明けましておめでとうございます。 謹んで新年のお祝いを申し上げます。 「せたがや自然農実践倶楽部」、皆さまのお陰を持ちまして、いよいよ3年目を迎えることができました。ありがとうございます。厚く御礼を申し上げます。 一昨年は、自然農の厳しさばかりが目につく一年でしたが、昨年は、この土地で採れた二代目の種から成長する野菜の強さに元気付けられ、そして、夏の猛暑も乗り切り、秋の収穫祭の折には、沢山の種類の野菜を収穫する事が出来ました。そして、多くの人が集い、語らい、自然の恵みを頂きながら、畑の中で育つのは、野菜だけでなく、そこに集う人も大地のエネルギーを頂き、元気を取り戻し、成長させて頂いているのだなということに気が付いた一年でもありました。 今年も、更に自然農仲間の輪を広げ、自然の英知を学び、自立した生活を目指して、地道に歩んで参りたいと思います。本年も宜しくお願い申し上げます。 笑園主拝
2010年12月16日木曜日
赤目自然農塾 Part8
みなさんこんにちは!今年も残すとこあと僅かとなって参りましたね。そんな師走だというのに暖かい日が続いており、いくつかの作物も春の訪れと勘違いして、花が咲きだしているものもあるとか。去年の12月も全体的に気温が高めでしたが、突然雪が降ったりなど、寒暖の差が激しかったそう。温暖化の影響を如実に感じる今日この頃です。 それはともかく、今年最後の赤目塾の学びは前回と同様の小麦の脱穀です。天気にも恵まれ、先月の学びと比べると今回の方が暖かかったような気がします。共同作業ではもはや恒例となったイノシシ除けのトタン塀の点検。入念にチェックしていくとやはり一カ所侵入された後が見つかりました。それでも、全体的に見ても以前より荒らされた形跡が無く、被害は少なかったように思います。冬支度は一段落したということでしょうか。ですが、獣害除け用のオオカミ尿を使った田んぼは荒らされていたようです。赤目のイノシシはオオカミをも恐れない強者です。
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ところどころもみじが紅くなってきた津城跡。 そういえば今度の大河ドラマの舞台はこの辺りだとか。写真は城主の藤堂高虎公。 |
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雲一つない青空で、とても気持ちのいい日。 ちょっと遅いような気もしますが、山々も色づき始めてきました。 |
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恒例のトタン塀の見回り。 険しいところも隅々までチェックして行きます。以外としっかりしていました。 |
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原木椎茸の実習エリアでは、立派なナメコが沢山! これよりももっと大きいのがありましたが、滑りが無く、美味しくないとのこと。 |
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変わってこちらは川口さんによる小麦の種降ろし実演。 蒔いてから草を刈るという手順です。 麦を蒔く量としては100平方メートルあたりで8合(約1.2kg)だそう。 |
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この後、皆で草刈り。冬草の茎を残さないように、割と根元から刈ります。 種を蒔いた後も気にせずどんどん刈ります。 |
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終いに枯れ草を被せて完了。通常の手順と少し異なりますが、 この方法だと土と麦がうまく馴染むんだとか。 |
さて、自分の畑に行ってみると、先月蒔いた小麦が思ったより発芽していませんでした。考えてみたら麦は好光性で、ここは陽当たりが極めて悪い場所。夏場はまだしも、冬場は殆ど陽が当たりません。ここで麦を育てるのは間違っているかも、と思ったらチラチラと発芽を発見しました。麦って逞しいと関心しつつ、今後様子を見守りたいと思います。
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手前の3畝が小麦を蒔いた所。落ち葉が沢山載っていてよく分からない状態。 でもイノシシには荒らされた形跡もなく、形はきれいでした。 |
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発芽した小麦。確かにこの場所は僅かですが陽が当たっています。 川のすぐ側なので、いつも湿っている土の状態はいいのですが…。 |
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追加で蒔こうと思った小麦を袋に入れていたら、 離れた隙にカラスか何かにビリビリに破かれました。 バラまかれた小麦を拾うのに一苦労。 |
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人参はまだまだ小さい様子。葉もそれほど大きくありません。 |
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確か先月エンドウ豆を蒔いたはずなのに…と思ったら、 一カ所だけ芽が出ていました。うまく育っていません。 陽当たりの影響でしょうか。 |
そんなこんなで日が暮れて、ガッカリしながらもいつもの山荘へ。本日は年末なのか、いつもと違う日程(通常の学びは第2土日)なのか、参加者は少なめでした。本日の夕食は重煮の筑前煮、キノコご飯、先ほどのナメコが入ったお味噌汁を美味しくいただきました。その後恒例の夜の学びへ。テーマは「人類の明日を悟る」について、我々はどこに生かされているのか、いかなる生物なのかを皆さんで一緒に考え、さらなる深い学びとなりました。
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本日の夕食。筑前煮も本格的なマクロビ料理です。殆どの食材が赤目産。 |
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山荘に隣接している田んぼ。一面霜が降りています。すごく寒いです! |
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朝食の写真を初めて撮ったかも。いつもパンと決まってます。 サツマイモあんが非常に美味しい! |
ところ変わって赤目塾です。先月同様の脱穀機、唐箕が登場し、小麦の脱穀へ。実際に脱穀機や唐箕の操作を体験し、初めて来た参加者も楽しそうに体験していました。また昨日同様の小麦蒔きの実演が終わり(写真は割愛します)、待望の野菜の学びへ。蒔き時はギリギリではありますが、エンドウ豆と空豆を種降ろし。また、イチゴを移植。イチゴは塾始まって以来、一度もちゃんと出来たことがないそうで、なんとか実らせたいとのこと。うまく育つといいですね。
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先月降ろした小麦。ここは陽当たりも良く、 スクスクと育っておりました。羨ましい…。 |
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足踏み脱穀機と唐箕。こちらも先月同様です。 |
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こちらは玉葱の定植後の手入れ。米糠と油かすを全体的に蒔いて、生育を促します。 |
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元気に育っている大根。品種は不明。結構、太いです! |
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人参の間引き。大体、5、6cm間隔になるように間引いておりました。 来年2月頃収穫期でしょうか。 |
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エンドウ豆の種降ろし。点蒔きで一カ所に5粒程蒔いていきます。 |
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サニーレタスの移植。実はこの畝をイノシシが荒らして行った模様。 デコボコした表面を修復もしました。 |
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先月降ろしたゴーヤ後のエンドウ豆も発芽してます。なんとも可愛らしいです。 |
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これが噂のイチゴ。定植期は12月上旬までが適期。 来年の春までにしっかりと育ってくれるよう、祈りながらの定植です。 |
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イチゴは曲がっている背の茎に実がなるので、 その部分を畝の溝側に向けて植えていくとのこと。 |
イチゴ僕も大好きです。楽しみですね。この後、また自分の畑に行って、来年はしばらく来れないので、畝の整地、草刈りなどを行いました。何か蒔きたいと思いましたが、如何せん蒔き時の種が存在せず、あきらめることに。ところで、いままでフキだと思っていた葉を残しておいたんですが、整地のついでに葉を刈り取り、葉茎だけ収穫しようと思っていたら、よく見たら牛蒡でした!そうとは知らずに葉を切ってしまい、収穫しようと思って抜こうとしたら折れる始末…。悲しい結果となりました。そうこうしているうちに辺りは急速に暗闇に。急いで片付けて塾を後にしました。 今年5月から月一の通いでしたが、随分と色々なことを学ばせていただきました。川口さんはおろか、塾生の方々からも様々な情報を教えていただきましたし、自分が今後、どう「農ある暮らし」を実践して行けば良いか、少しずつ見えて来たような気がします。感謝でいっぱいです。来年も実りある学びになるよう、頑張って足を運びたいと思います。それでは皆様、良いお年を! タカシ
2010年11月30日火曜日
お越しいただきありがとうございました!
日曜日は、当菜園の収穫祭にお越しいただきありがとうございました。 日中は上着いらずの暖かい日和となり、 落花生やサツマイモの収穫体験 餅つき 尺八と三味線のライブ 炭焼き など、 いらしていただいた多くの方と楽しく過ごすことができました。
また自由大学の卒業生も多くいらしていただきました。 畑のことや自然農や種などのことなどを話すことができ、 とても刺激になりました。ありがとうございます。 自家採取した種を購入していただいた皆様。 来年の春に、ぜひぜひ、種おろしをして オクラや小豆やパクチーを育ててください。 (そばは秋に蒔いてくださいね) うまく育って収穫できたら、いくつかの実を完熟させ 種取りをしてみてください。 そしてその種を、毎年蒔いて、毎年種をとって、 という形でつないでいくと楽しいです。 そして尺八と三味線のライブ! やっぱりナマの音は素敵でした。 おなかの奥に響く音に魅了され、最後にはみんな踊り出してましたね。 写真がとっても小さくてすみません。 (もっといい写真を見つけます)
2010年11月22日月曜日
秋の収穫祭&感謝祭 ご挨拶
皆様、秋も深まり肌寒さを感じる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。 私達の追い求める自然農の実践活動は、今年2年目を迎え、無農薬、無化学肥料にこだわり、自然な環境で作物の生育に邁進して多くのことを学ぶことができました。 その一つは、肥料とか、農薬とか言う前に自然と対話する姿勢がもっとも大切だということです。作物は、決してひ弱ではありませんでした。この酷暑の中でも、人参、サトイモ、さつま芋、オクラ、枝豆、落花生、にんにく等など、一度も肥料や水遣りをすることがなくとも、じっと我慢して、今、元気に育った姿を見せてくれています。大地を耕し、肥料をやり、水をやり、虫を退治し、草を刈って作物を育てることが、とても大切なことだと思っていたことが、全て不要なことであったことが、はっきりと分かりました。 そして、そのような作物の育つ大地は、我々、人間にも生きるエネルギーを与えてくれていたことが分かるようになりました。多くの仲間達と畑作業をし、収穫し、それらを共に頂くことで、普段見せる事のなかった心の内も開かれ、人の輪が自然に生まれ、協力し合うようになりました。 このような自然農の実践生活の喜びを与えてくれた大地に感謝し、皆様と収穫の喜びを共にしたく、ここに、収穫祭&感謝祭を催します。皆様の当園へのお越しを心よりお待ち申しております。 せたがや自然農実践倶楽部 会長 井 山 俊 司
2010年11月21日日曜日
【再掲】収穫祭のお知らせ
※ライブの出演者紹介をUpしました。 ※スケジュール、確定しました。
ゆっくりと育った畑の恵みをいただきます!! 秋の収穫祭&感謝祭 2010.11.28(日) この夏の猛暑にもめげず、体は小さいけれどもたくましく育った二代目の黒大豆、 落花生、さつま芋、人参などなど、陰日向で私達を支えてくださった人と自然に感謝 を込めて、収穫・感謝祭を行います! ご家族、ご友人をお誘い合わせの上、是非お集まりください! 11:00 開会 11:15 収穫体験 12:00 昼食会(餅つき、バーべキュー) 14:00 神永大輔スペシャルライブ (神永大輔/尺八、寂空/三味線) 15:00 閉会 大人1500 yen 子供700 yen ( 食事・ワンドリンク 付) *差し入れ歓迎! ♧自然栽培の種・苗販売いたします!
スペシャルライブの出演者紹介 神永大輔(尺八) 福島県いわき市出身。 都山流尺八准師範検定試験、師範検定試験ともに首席登第。 「耀山」(ようざん)の名を授かる。 第54期NHK邦楽技能者育成会合格。 EYS音楽教室西新宿校尺八コース講師。 伝統邦楽の演奏にとどまらず、世界中のあらゆる音楽、表現とコラボレーションしている尺八奏者。 ヘヴィロックバンド・HeavensDustのメンバーとしてアメリカなどで活躍するほか、UnknownRooftops、黒鴉組-Crow×Class-、acid bloom、和田多聞、若狭さち、KIRIE、本当はいい人など、多数のアーティストと関わっている。都内にて尺八教室を開講中。
寂空(三味線)
静岡生まれの湘南育ち。
ロックバンドを経て、津軽三味線の道へ足を踏み入れる。
和楽器の伝統、文化を踏まえつつ、ジャンルにとらわれない独自のスタイルで、全国各地で精力的に活動。
バンドの経験を生かしたRockを感じさせる楽曲やパフォーマンスにも定評があり、聴くもの観るものを魅了する。また、さまざまな楽器・アーティストとコラボレーションやサポートなどを通じて、独自の音楽性を広く展開している。
※mixiでも同じ内容のイベント告知をしております。 ゆっこ
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