2010年11月30日火曜日

お越しいただきありがとうございました!

日曜日は、当菜園の収穫祭にお越しいただきありがとうございました。

日中は上着いらずの暖かい日和となり、
落花生やサツマイモの収穫体験
餅つき
尺八と三味線のライブ
炭焼き
など、
いらしていただいた多くの方と楽しく過ごすことができました。
また自由大学の卒業生も多くいらしていただきました。
畑のことや自然農や種などのことなどを話すことができ、
とても刺激になりました。ありがとうございます。


自家採取した種を購入していただいた皆様。

来年の春に、ぜひぜひ、種おろしをして
オクラや小豆やパクチーを育ててください。
(そばは秋に蒔いてくださいね)
うまく育って収穫できたら、いくつかの実を完熟させ
種取りをしてみてください。
そしてその種を、毎年蒔いて、毎年種をとって、
という形でつないでいくと楽しいです。


そして尺八と三味線のライブ!
やっぱりナマの音は素敵でした。
おなかの奥に響く音に魅了され、最後にはみんな踊り出してましたね。

写真がとっても小さくてすみません。
(もっといい写真を見つけます)


2010年11月22日月曜日

秋の収穫祭&感謝祭 ご挨拶

皆様、秋も深まり肌寒さを感じる今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。
  私達の追い求める自然農の実践活動は、今年2年目を迎え、無農薬、無化学肥料にこだわり、自然な環境で作物の生育に邁進して多くのことを学ぶことができました。
 その一つは、肥料とか、農薬とか言う前に自然と対話する姿勢がもっとも大切だということです。作物は、決してひ弱ではありませんでした。この酷暑の中でも、人参、サトイモ、さつま芋、オクラ、枝豆、落花生、にんにく等など、一度も肥料や水遣りをすることがなくとも、じっと我慢して、今、元気に育った姿を見せてくれています。大地を耕し、肥料をやり、水をやり、虫を退治し、草を刈って作物を育てることが、とても大切なことだと思っていたことが、全て不要なことであったことが、はっきりと分かりました。
  そして、そのような作物の育つ大地は、我々、人間にも生きるエネルギーを与えてくれていたことが分かるようになりました。多くの仲間達と畑作業をし、収穫し、それらを共に頂くことで、普段見せる事のなかった心の内も開かれ、人の輪が自然に生まれ、協力し合うようになりました。
  このような自然農の実践生活の喜びを与えてくれた大地に感謝し、皆様と収穫の喜びを共にしたく、ここに、収穫祭&感謝祭を催します。皆様の当園へのお越しを心よりお待ち申しております。 

せたがや自然農実践倶楽部
 会長 井 山 俊 司
 

2010年11月21日日曜日

【再掲】収穫祭のお知らせ

※ライブの出演者紹介をUpしました。
※スケジュール、確定しました。 

ゆっくりと育った畑の恵みをいただきます!!

秋の収穫祭&感謝祭

2010.11.28(日)


この夏の猛暑にもめげず、体は小さいけれどもたくましく育った二代目の黒大豆、
落花生、さつま芋、人参などなど、陰日向で私達を支えてくださった人と自然に感謝
を込めて、収穫・感謝祭を行います!
ご家族、ご友人をお誘い合わせの上、是非お集まりください!


11:00  開会
11:15  収穫体験
12:00  昼食会(餅つき、バーべキュー)
14:00  神永大輔スペシャルライブ (神永大輔/尺八、寂空/三味線)
15:00  閉会
大人1500 yen
子供700 yen
( 食事・ワンドリンク 付)
*差し入れ歓迎!

♧自然栽培の種・苗販売いたします!





スペシャルライブの出演者紹介

神永大輔(尺八)
福島県いわき市出身。
都山流尺八准師範検定試験、師範検定試験ともに首席登第。
「耀山」(ようざん)の名を授かる。
第54期NHK邦楽技能者育成会合格。
EYS音楽教室西新宿校尺八コース講師。
伝統邦楽の演奏にとどまらず、世界中のあらゆる音楽、表現とコラボレーションしている尺八奏者。
ヘヴィロックバンド・HeavensDustのメンバーとしてアメリカなどで活躍するほか、UnknownRooftops、黒鴉組-Crow×Class-、acid bloom、和田多聞、若狭さち、KIRIE、本当はいい人など、多数のアーティストと関わっている。都内にて尺八教室を開講中。

寂空(三味線)
静岡生まれの湘南育ち。
ロックバンドを経て、津軽三味線の道へ足を踏み入れる。
和楽器の伝統、文化を踏まえつつ、ジャンルにとらわれない独自のスタイルで、全国各地で精力的に活動。
バンドの経験を生かしたRockを感じさせる楽曲やパフォーマンスにも定評があり、聴くもの観るものを魅了する。また、さまざまな楽器・アーティストとコラボレーションやサポートなどを通じて、独自の音楽性を広く展開している。 


※mixiでも同じ内容のイベント告知をしております。

ゆっこ 
 

2010年11月19日金曜日

赤目自然農塾 Part7

みなさんこんにちは!めっきり寒くなってきましたね。農業に従事するようになってから、季節感には前よりも敏感に感じるようになりましたが、こんなに突然の気温差は稀のように思います。体がどうにかなっちゃいそうですね。そういう私も出発直前に激しい頭痛に襲われ、今回辞退しようかとも思いましたが、市販の頭痛薬を飲んだら一発で治りました。以外と捨てたもんじゃないですね。みなさん、風邪など引かぬようお気をつけ下さい。

夜行バスから降りたとたんに寒い!何だこの寒さは?西の方が暖かいかと思っていたら、それは大きな間違いでした。身震いが収まったのは電車に乗って漸く経ってから。今回の共同作業は仮設テントの組み立てと、先月に引き続きトタン塀の点検と修復。またイノシシ?と思いましたが、もう慣れました。イノシシもこの敷地に美味しいごちそうがあるのを知っていますので、無理もありません。その気持ちは分かります。向こうも必死ですから、トタンぐらい平気でぶち破ります。事実、いくつか侵入した痕跡が見つかりました。塾生も落胆し、笑いしか出てきません。そんな塾生から、不思議と野菜には手を出していないとの情報を得ましたが、期待するとショックが大きいのでサラッと聞き流していました。
天気は曇り模様。紅葉は若干色づき始めており、
これからといったところでしょうか。
田んぼも所々で草刈りが行われていました。
共同作業のテントの組み立て。先月、川口さんの畑に持って行った為、
バラバラになったテントを皆さんで組み立てました。
大人数でやるとあっという間に組み上がります。
先月、学びの時間に川口さんが実演していただいた稲架かけ。
見事にイノシシに食い荒らされています。
黄色い糸で鳥除けを施してありますが、鳥も驚いたんじゃないでしょうか。
今回はこの稲を使って、脱穀の実習を行う予定でした
もう一つの稲架かけ。こちらは比較的荒らされてないですが、
よく見ると食べられています。写真左奥の塾生の稲架かけもひどい事になってました。
皆さんガッカリしておられました。
お借りしている畑へ。
こんな状態だと荒らされているのかいないのかよく分かりません。
けど、先月、先々月蒔いた葉もの類はどこにも見当たりません。
フダンソウを蒔いたはずの畝。
よく見ると長靴のような物でドカドカ踏み荒らしたような跡が。
どこが畝なのか良く分かりませんでした。
そんな中、フダンソウらしきものを発見!
散々蒔いてこの1株のみ生き残っていました。
これだけ食べ忘れたのでしょう。新芽は大好物のようです。
なんとか大根は無事でした。このぐらいに大きくなると食べないのでしょうか?
それか本当に野菜にはそんなに興味が無いのか?
この大根はカブのように丸い大根で、おそらく聖護院大根ではないかと思うのですが、
それにしては小さいかも。でも美味!
人参も無事。こちらは特に問題なく、すくすくと育っているようです。
実はまだまだという感じでしたが。
今回一番うれしかったのは、このニラの種取りでした。
先月咲いた花たちは見事に種へと育ちました。
種は大事に採種して、来年の種蒔きに備えたいと思います。
また、このニラも美味!
話を聞いてみると、どうやらお米中心に狙って食べている様子で、殆どの塾生が被害に遭っていました。自分もめげずに取り敢えず整地しようと作業をしていると、気がついたら17時を回り、辺りは急速に暗闇へと突入しました。夏の感覚で作業するとえらい目に合います。特にここは山の中で、電気も無く、通路もデコボコしており危険なので早急に下山へ。今回はホテルだったので、山荘の学びは参加出来ませんでした。残念。

翌日も寒さで目が覚めました。外を見ると路面が濡れており、早朝に雨が降った様子。そのせいか一段と寒さが増したかと思ったら、宿の女将が今朝はいくらか暖かいと言っておりました。三重ってこんなに寒いとは…。
いざ塾に着いて、脱穀の学びはどうするのかと思ったら、スタッフの方が自分の田んぼの稲を持参しており、それを使って予定通り行うとのこと。いつもよりも多い見学者が見守る中、着々と脱穀の用意が進みます。
これは以前何かで見た事のある足踏み脱穀機。
赤目塾では8台ほど所有しており、
修理、改良を加えながら現役で使用しているとのこと。
手前は小麦の脱穀でおなじみの唐箕登場。
ホント優れものですよね、この道具。
奥の脱穀機には白い布を覆って、籾が飛び散らないよう工夫がなされています。
いよいよ脱穀スタート。二人掛かりでテンポよく踏んで行きます。
針金を曲げたものが沢山付いた円柱状のものを回して、稲茎から籾をはずして行きます。
踏み方を間違えると、この円柱が逆回転し、
その時慌てて止めようとして手を入れる事故が多いそうです。
脱穀した籾にはワラも沢山混じっているので、
大きなふるいを使って「もみどおし」なる作業を行います。
こうして籾と小さい藁くずだけにします。
最後に唐箕の出番。ここで小さい藁くずを飛ばし、籾のみにします。
この唐箕、もちろん稲、麦だけでなく、大豆などの豆類にも活用出来ます。
穂首が切れてうまく脱穀出来なかったものは、
こうして木槌で叩いて脱穀する方法もあります。
こちらは大変そうですが…。
脱穀機がうまく使えないとこの作業をすることになるそうです。
こちらが唐箕後の籾。きれいにワラが取り除かれています。
この段階で、来年用の種籾を選別して保管しておきます。
この後、籾摺り機にかけて玄米にします。
変わって、ここはお米を作った後の田んぼに麦蒔き。
草を根から刈るようにした後に、満遍なく降ろしていきます。
この後、枯れ草を被せてるのですが、割と厚めに被せてました。
理由は鳥対策だそうです。
お次は玉葱の定植。先に畝全体の草を刈った後に、
草を被せて株間15cm間隔に植えていきます。このやり方は結構便利ですね。
お米の脱穀の過程は、以前の小麦の脱穀とほぼ同様でした。ただ、この後がお米の場合だと籾摺りしないといけないので、そこが小麦と違って面倒かもしれません。ところで学びの時間も気がついたら3時間にもなり、皆さんお腹が空いたので昼食に。いつもの畑野菜の学びは午後から行われることになりました。
変わって畑に移動。これはおそらく万願寺とうがらし。
当菜園でも育成中ですが、この大きさの差にショックを受けました。
ブロッコリーも小さいながらも順調に育成しておりました。
青虫が葉に付いて食害しておりましたが、川口さんは青虫を潰してました!
虫を敵としない自然農ですが、
自分の生きる糧を守る為の殺生とのことでした。…なるほど。
こちらは大納言小豆。見事にイノシシに踏み荒らされています。
豆も大好きのようです。いくつか残っている莢を取って2〜3日乾燥させます。
実習用に購入したキャベツの苗。30cm程の間隔で苗を植えていきます。
大きくなったときのことを想定しての間隔です。
9月に蒔いた玉葱の苗がこんなに大きく!当菜園のと比べると段違いです。
ただ、どんなに小さくても、この時期に移植をしなければいけないとのことでした。
ニガウリを育てたときに拵えた支柱をそのまま利用した、エンドウ豆の種降ろし。
こうして手間を省く知恵はとても勉強になります。
エンドウ豆もつるありの方が沢山実をつけるとのこと。
1カ所に5粒も降ろしてました。
最後に、塾に向かう途中の畑で、大豆の稲架かけを何度か見かけたことを川口さんに聞くと、大豆以外にも小豆などの豆類や芋やソバなどの穀類も有効だとか。早速、当菜園でも試してみたいと思います。

今回、ちょっと気になったのが、虫を殺すということ。私も自然農に関わってまだ間もないのですが、いつの間にか虫を殺すのに抵抗を感じていました。先月の自然農のシンポジウムでも、クマやイノシシを殺せるか?という質問があり、既に10年以上実践されている方々は「相手が子供や家族を守る為に命をかけるのと同様に、自分も大切な家族を守る為に、その糧であるものを確保するために命をかけて守る」といって「殺す」とおっしゃっておりました。

自然農の本を読んでみると、確かにこの自然界、生命界は殺し殺されての関係であり、我々人間もその宿命から逃れられないと説いています。ただその中でも人間は貪る性があり、必要以上に多くの生命を損ねるとも説いています。その意見には賛成です。しかしながら、自然農を営む上で、食害する動物達との共生する方法は皆無なのか?作物を食害しないように草を刈りすぎない、といった知恵の絞り方は出来ないのだろうか?

クマが居住区に出没するようになったのも人間が長い間里山の環境を破壊してきたのが原因とも言われています。現在ではその里山の再生について様々なところで見直されてきています。そのような解決方法は見い出せないのだろうか?こんなことを言っているのはキレイ事にすぎないのだろうか?などと、深く考えてしまった今回の学びでした。
お借りした畑に、試しに小麦を蒔いてみました。またメチャクチャにされるかもしれませんが、めげずに頑張りたいと思います。

タカシ 

2010年10月28日木曜日

11月28日は収穫祭&感謝祭です♪

ゆっこです。こんばんは。

先日、赤目自然農塾のイベントに参加してきました。
その時のレポートはまた後日Upさせていただきます!

今日はイベントのご連絡です。

11月28日(日)に、収穫祭&感謝祭を行います!

12月12日にも感謝祭をする予定でしたが、
せっかくなので、まとめてビッグイベントにしようということになり
予定変更となりました。

皆様、ぜひぜひ、お誘い合わせの上、お越しください。
ご興味のある方も、これを機に、畑の見学を兼ねてお越しくださいね。

どのようなイベントになるかは、また後日、ご報告いたします。
 

2010年10月27日水曜日

赤目自然農塾 Part6

みなさんこんにちは!ここ最近過ごし易い気候になってきました。10月にしては少し暑い日もありますが、夜はさすがに涼しいですね。ただ、雨はもう少しコンスタントに降ってくれると有り難いのですが、なかなかそうは行きません。っと思っていたら、先週末は久々に降り、そのせいか種を蒔いた作物も元気に育ち過ぎて、当農園では現在間引き作業に追われています。また、この間引き菜が美味しい!赤目では大豆や葉菜類の生育がさぞかし盛んだろうと思い、楽しみにしながら今回の学びに向かいました。

当日、夜行バスが間もなく到着する頃に窓の外を見たらなんと雨!こちらの天気を確認するのを忘れていて、雨具類を一切置いてきました。この時点では降ったり止んだりでしたが、土砂降りになった場合着替えもないので、仕方なく途中で雨ガッパと長靴を購入し、現地へ到着。やはり雨のせいか、参加者は少なめでした。今回の共同作業は、通路の草刈りとトタン塀の修復とのこと。トタン塀?先月修復したはずでは?と思ったら、このひと月でまたイノシシに侵入された模様。確かに先月よりもひどく田んぼの稲が荒らされていました。今年は塾が始まって以来の最大の被害だそうです。自分の畑は大丈夫か?と心配に思いつつも共同作業に精を出しました。
あいにくの雨模様。そのせいか、少し寒い。
ところどころでカエルの鳴き声のような不思議な音を耳にしつつ、塾に向かいます。
まずは通路の草刈り。ここでは敷地面積がかなりあるので、
草刈り機でカットした草を集めて堆肥場に。
雨もいくらか降ったせいもあり、けっこう勢い良く育っていました。
こちらはイノシシに荒らされた水田。
イノシシは土の中のミミズなどの小動物を食べるため、
こうして土をほじくり返すのですが、同時に米も食べていました。
被害は黒米が多く、赤米は残っているという状況。
この後作業を一旦終え昼食に。食事中、小雨が豪雨へと変わり全く止みそうにない様子なので、午後から山荘に向かうことに。山荘では外に設けていた仮設トイレを別の場所に移動する作業を行いました。結局、これでこの日の作業は終了。自分の畑は明日までおあずけ状態となりました。ところで、食事が終わったあとにふとお見かけした顔だなぁと思ったら、以前、当農園に見学に来られたNさんでした!まさか本当に来られるとは思わず、驚きました。とても元気そうでした。
山荘の隣の林に設けたトイレ跡。
皆で埋めて、周りに大量の自然に出来た腐葉土を被せて完了です。
今回は山荘の宿泊人数が毎月よりだいぶ少なめでした
(だから泊まれたというのもありますが)。
お食事もサツマイモや茄子、ピーマンの炒め物、
またオクラの漬け物という珍しいものまでいただいて、
大変美味しゅうございました。
夜は恒例の学びの時間で、今月は「芸術と宗教」について。3時間の学びの中、参加者も熱心に質問するなど、いつもより熱い学びとなりました。私は本日、畑の様子が気がかりなのか、寝不足なのになかなか寝付けませんでした。翌朝も早くに目が覚めてしまい、何となく落ち着かない状態が続きました。

翌日は昨日の雨が嘘のようにいい天気でした。漸く現地に着いても、川口さんの学びがあるので確認はひとまず保留に。今回の学びではいよいよお米の収穫です。実習田はひどく荒らされておりましたが、その中でも収穫出来そうな稲を刈り、稲架かけ(はざかけ)まで行いました。この稲架かけはお米を乾燥させるために干す作業で、田舎の田んぼ等でよく見られる光景ですが、やはり天日干しの方が味わいがより一層深まるそうです。
イノシシに踏み倒された実習田の稲。稲を食害するだけでなく、
田んぼの周りに植えていた大豆までも枝は折られて豆は殆ど食べられていました。
また不安がよぎります(笑)。これでも倒された後、
稲は徐々に立ってくるそうです。稲って強い!
稲を刈る川口さん。この稲刈りも昔からの知恵で、
いかに疲れない方法で効率よく刈り取るかが重要と申しておりました。
広さにもよりますが、動きに無駄があると確かに体が持ちません。
一掴みを1束とし、3束ほどまとめて、それぞれ並べて置いていきます。
そこにワラを数本束ねたもので稲株を縛って行きます。
こちらが縛った稲の束。縛り方はそんなに難しくなさそうでしたが、
こういうものは実際何度もやらないとなかなか覚えられません。
というか私は覚えられません(笑)。
稲架かけ用の稲木を組む川口さん。
向きも太陽光が満遍なく当たるように南北方向に組みます。
これから2週間〜1ヶ月程干すため、しっかりと杭を打って組んで行きます。
これが完成した稲架かけ。
稲束は普通、半分に分けて真ん中の棒に掛けていきますが、
こちらでは2:1に分けて、次は1:2にと、交互に掛けていくという方法に。
こうするとしっかりと固定されるそうです。
また、この状態でもスズメに稲穂を食べられるので、
稲穂から少し離れたところに糸を張っておくと良いそうです。
これがしばらくすると、カラカラに乾いて黄金色に変わっていきます。そういえば先月、私も別の場所で稲刈りをしてきましたが、若干やり方が違いはすれど、ほぼ同じ行程でした。ただこちらの理にかなった稲架かけ方法は感心しました。続いて畑に移動。
万願寺トウガラシ。立派に実がなっています。このぐらいを目指したいです!
すっかり黒ずんだ種取り用の八丈オクラ。けっこうな量の実を種にしていました。
こちらはイノシシに荒らされた玉葱の苗床。
ダメになった苗を取り出して、丁寧に修復していきます。
米糠、油かすも蒔いていました。
こちらは菊菜で発芽しなかった部分に再度種降ろし。
最後に草を敷いてましたが、ここで短く切った草を満遍なくまくのは、
間引くときに載せた草が邪魔で間引き辛くならないようにとの事。
6月に降ろしたネギの苗床からの定植。
本来8月頃に定植するのですが、この時期でも大丈夫だそう。
草を刈って敷いた後に、点蒔きの要領でかき分けて植えるといったやり方です。
植えた後草を刈るのは大変との理由です。
8月頃に降ろしたブロッコリーとキャベツの苗床。こちらも同様に荒らされています…。
今回の学びはお米でかなり時間がかかったのでこのくらいで。さて、食事が終わってから、漸く自分の畑に向かいました。もし荒らされずに済んだなら、かなりの量の枝豆が収穫出来るはず!期待しない方がいいとは思っても期待してしまい、そして現実を目の当たりにします。
見事に荒らされた大豆。1株もまともに残っていませんでした。
倒れた株に少しだけさやが付いてたので、それを収穫。昨日の雨で泥だらけです。
こかぶや小松菜を蒔いた畝。当然発芽しているはずですが、
畝の土はグシャグシャのデコボコで、なに一つ残っておりませんでした。
少しぐらい残してくれてもいいのに…。
大根は辛うじて残ってました。育ちが早いです。
人参も少ないですが、元気に育っておりました。
皆さん、これって何だか分かりますか?
隣の方に聞いたら「蛇の卵じゃない?」とおっしゃってました。どうだろ?
ニラも花が枯れ始め黒い種が見えてきました。今月下旬に採取しようと思います。
結局、先月蒔いた作物は何一つ育っておりませんでした。大豆も1株も残っておりません。容赦ありませんね。落胆していてもしょうがないので、大根を追加で蒔き、水菜やこかぶ、不断草などを、新たに蒔きました。今回、トタンを厳重に修復したので、もう大丈夫だとは思いますが、油断は禁物です。以前から獣害の事は聞いていましたが、実際こうして体験してみるとなかなかへこみます。今月は2週間後にまたこちらに伺うので、今度こそ!という甘い思いを抱きながら、塾を後にしました。

タカシ