だいぶ長いこと、投稿をご無沙汰いたしました。
皆様にご心配を掛けながら、退院して1ケ月が過ぎました。
益々、元気ハツラツ、野良仕事を楽しんでいます。
畑に出向くと、新しいメンバーの方々とお話をする機会が増えて、
ワクワクとした気持ちと同時に、「自然の畑と向き合う」 って
どういうことなのかと漠然とした不安感をお持ちなのを感じていました。
それで、私の考えているせた農の目指す『自然農の世界!』 について、
ここで皆様と思いを共有したいと思います。
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せた農の目指す『自然農の世界!』
せた農は「個人畝と向き合う」ということが基本にある。
巾1.2m、長さ5mのたった6m2の中に、「自然界の秘密」 が隠されています。
30cm巾の通路と90cm巾の畝。
通路は人間が通っていいところ。
畝は「大自然」と捉えて、
『人間の勝手な判断をせず、自然を生かし成長させる!』ところ。
せた農はこの6年間で、 皆様と一緒に色々なことを学んで来ました。
はじめはよちよち歩きでした!
「肥料もやらない、農薬もやらない、水もやらない、 草も殆ど刈らない。」
さて、 そんな中で作物は育つのだろうかという不安と期待で始まりました 。
芽が出てきた時の感激。
雨が降って、伸び伸びと成長していく様を見て、ほっと一息。
カンカン照りで雨が降らない日が続き、心配しながらガンバレと応援する。
元気なのもいれば、弱々しく枯れてしまうのもいました。
はじめは元気だったのに、途中でしおれて枯れてしまうのも。
収穫間近で虫に葉っぱを喰われて、 おどおどしながら見守ったことも。
そんな中でも、小さな小さな人参さんやカブさんを収穫しました。
その場で口に入れたらオシマイで、家に持ち帰るほどもなし、、、( とほほ、、)。
こんな経験をして、肥料や農薬からの依存症が外れ、
自然に育てることの難しさを知り、 命を全うすることの尊さを味わったのでした。
そして、この厳しさを乗り越えた末に、 自然に還ったタネさん達が生まれました。
肥料を求めることもなく、夏に水をやらなくても、 虫に喰われることもなく、
草の手入れもほどほどに、 タフで頼もしいせた農大豆やオクラが生まれました。
自然に還ったタネさんに恵まれて、 スゴく大きな生きる自信をもらいました。
とてもとても貴重な体験でした。
こんなタネを増やしていくのが、今の「せた農の課題」 だと思っています。
自分の子の世代に、孫の世代にも残るタネ。
そして、1000年先になっても残るタネ!
ついつい水をやってしまう、ついつい米ぬかや油カスをやってしまう、
ついつい草を刈りすぎてしまう。
どこまで、作物を信じて見守っていられるか。
どこまで、草や虫たちを敵と思わずに見ていられるか。
そして、どこで手を出すのか。
そんな時に、作物や周りの草や虫と対話が出来ているのか。
いつも自問自答します。
はじめっからは無理だけど、
自分の畝に向かって語りかける。
「タネの蒔き時は今でいいんだべか?」、
「作物はオイラに助けを求めているんだべか?」、
「オイラは何をしたらいいんだべか?」
自分の畝を持つと、必ず、このプロセスを通ります。
無意識に通ってしまう『通路』と、大自然を奏でる『畝』。
その『畝』に向かう時、 大自然を操っている主さんのいることに気がつく。
自然を生かし、不自然を殺す。生かすも殺すも自然のうち。
そんな体験をするチャンスは普段ありません。
自然と向き会うことは、自分と向き合うこと。
そして、自分の中の不自然に気がつくこと。
不自然が取れれば、後は伸び伸びと成長が始まる。
自然界の英知から学びが始まります。
決して教科書通りにはならない。
それでいいんです!
教科書を理解して、その言う通りにやってみたとしても、
自然が、草が、土の中の微生物たちがハイとは言っていないから、
一人ひとりが答えを見つけ出さなければなりません。
甘えて、「答えを教えて、、、!」と聞いていたら、
いつまで立っても一人立ちは出来ません。
はじめは大いに聞いてください、いろいろな人に。
そして、次第に自分の感性が磨かれて行くことに気づくでしょう!
その中にしか、答えはありません。
何と自然農は深いのか! 面白いのか!
人生最高の体験をさせてくれるところ!
こんな貴重な体験のできるのは、自然農の畑!
一人ひとりが、自分の畝と向き合う中で自然の学びを深める。
自然界と真摯に向かい合い、考え、工夫し、実行する。
自然の厳しさの中に耐えて、見守る中で感激が生まれ、
楽しさが生まれ、感謝が生まれ、愛が生れます。
それが、せた農の目指す『自然農の世界!』です。
自然に感謝!
周りの仲間に感謝!
この場を見守ってくださる地域の皆様に感謝!
感謝の中から「穏やかな世界」が生まれます!
ちょっと、長文失礼しました、、、(いつものことながらw)。
ということで、みなさん、個人畝と向き合い、
大いに悩み、格闘し、励まされ、楽しんでくださいね。
2014年7月8日(火)
ゴンジ拝
皆様にご心配を掛けながら、退院して1ケ月が過ぎました。
益々、元気ハツラツ、野良仕事を楽しんでいます。
畑に出向くと、新しいメンバーの方々とお話をする機会が増えて、
ワクワクとした気持ちと同時に、「自然の畑と向き合う」
どういうことなのかと漠然とした不安感をお持ちなのを感じていました。
それで、私の考えているせた農の目指す『自然農の世界!』
ここで皆様と思いを共有したいと思います。
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せた農の目指す『自然農の世界!』
せた農は「個人畝と向き合う」ということが基本にある。
巾1.2m、長さ5mのたった6m2の中に、「自然界の秘密」
30cm巾の通路と90cm巾の畝。
通路は人間が通っていいところ。
畝は「大自然」と捉えて、
『人間の勝手な判断をせず、自然を生かし成長させる!』ところ。
せた農はこの6年間で、
はじめはよちよち歩きでした!
「肥料もやらない、農薬もやらない、水もやらない、
さて、
芽が出てきた時の感激。
雨が降って、伸び伸びと成長していく様を見て、ほっと一息。
カンカン照りで雨が降らない日が続き、心配しながらガンバレと応援する。
元気なのもいれば、弱々しく枯れてしまうのもいました。
はじめは元気だったのに、途中でしおれて枯れてしまうのも。
収穫間近で虫に葉っぱを喰われて、
そんな中でも、小さな小さな人参さんやカブさんを収穫しました。
その場で口に入れたらオシマイで、家に持ち帰るほどもなし、、、(
こんな経験をして、肥料や農薬からの依存症が外れ、
自然に育てることの難しさを知り、
そして、この厳しさを乗り越えた末に、
肥料を求めることもなく、夏に水をやらなくても、
草の手入れもほどほどに、
自然に還ったタネさんに恵まれて、
とてもとても貴重な体験でした。
こんなタネを増やしていくのが、今の「せた農の課題」
自分の子の世代に、孫の世代にも残るタネ。
そして、1000年先になっても残るタネ!
ついつい水をやってしまう、ついつい米ぬかや油カスをやってしまう、
ついつい草を刈りすぎてしまう。
どこまで、作物を信じて見守っていられるか。
どこまで、草や虫たちを敵と思わずに見ていられるか。
そして、どこで手を出すのか。
そんな時に、作物や周りの草や虫と対話が出来ているのか。
いつも自問自答します。
はじめっからは無理だけど、
自分の畝に向かって語りかける。
「タネの蒔き時は今でいいんだべか?」、
「作物はオイラに助けを求めているんだべか?」、
「オイラは何をしたらいいんだべか?」
自分の畝を持つと、必ず、このプロセスを通ります。
無意識に通ってしまう『通路』と、大自然を奏でる『畝』。
その『畝』に向かう時、
自然を生かし、不自然を殺す。生かすも殺すも自然のうち。
そんな体験をするチャンスは普段ありません。
自然と向き会うことは、自分と向き合うこと。
そして、自分の中の不自然に気がつくこと。
不自然が取れれば、後は伸び伸びと成長が始まる。
自然界の英知から学びが始まります。
決して教科書通りにはならない。
それでいいんです!
教科書を理解して、その言う通りにやってみたとしても、
自然が、草が、土の中の微生物たちがハイとは言っていないから、
一人ひとりが答えを見つけ出さなければなりません。
甘えて、「答えを教えて、、、!」と聞いていたら、
いつまで立っても一人立ちは出来ません。
はじめは大いに聞いてください、いろいろな人に。
そして、次第に自分の感性が磨かれて行くことに気づくでしょう!
その中にしか、答えはありません。
何と自然農は深いのか! 面白いのか!
人生最高の体験をさせてくれるところ!
こんな貴重な体験のできるのは、自然農の畑!
一人ひとりが、自分の畝と向き合う中で自然の学びを深める。
自然界と真摯に向かい合い、考え、工夫し、実行する。
自然の厳しさの中に耐えて、見守る中で感激が生まれ、
楽しさが生まれ、感謝が生まれ、愛が生れます。
それが、せた農の目指す『自然農の世界!』です。
自然に感謝!
周りの仲間に感謝!
この場を見守ってくださる地域の皆様に感謝!
感謝の中から「穏やかな世界」が生まれます!
ちょっと、長文失礼しました、、、(いつものことながらw)。
ということで、みなさん、個人畝と向き合い、
大いに悩み、格闘し、励まされ、楽しんでくださいね。
2014年7月8日(火)
ゴンジ拝